中医飲食営養学

 中国の伝統医学(中医学)の理論にもとづいて食物を応用し、体を丈夫にする、疾患の予防や治療を行う、健康の回復を促進する、老化を遅らせるなどの目的を実現するのが中医飲食営養学です。その中で中医飲食養生は一般に“養生”と呼ばれ、食生活を通して体に十分な営養を与えて健康を維持、増進させることを目的としています。

 中医学では病気とは陰陽のバランスが崩れて健康を損なうことを意味しています。中国伝統医学の長い歴史の中で普段食べている食物で陰陽のバランスを調整できることが実証されました。薬食同源の言葉通り食物と薬物はどちらも同じように応用できるわけです。 食物の持つ四性、五味、帰経、補瀉などの性質を知り、応用することで一人一人の体質に合わせた食事を提供することができます。同じように犬一匹一匹に合わせた食餌が提供できるものと考えられます。

 例えば、高齢犬と言われる年齢になったけど何かしてあげた方がいいのかな?と考えた時、中医学では“延年益寿”という老化による衰弱を遅らせることを飲食を利用して行います。犬種、地域性、健康状態など犬それぞれ状態は違いますが、中医学でいう肺、脾、腎の3つの臓をケアすることを考えます。これらの臓に帰経する食物の四性、五味、効能を考えて組み合わせることでその犬に合ったケアをすることができます。

 犬にもこの中医飲食営養学に基づいて一匹一匹に合わせた食餌の提供ができれば犬の健康にとってこれ以上のものはないと思います。犬の体調の変化を一番よく知っている飼い主さんたちに中医飲食営養学を取り入れた手作り食の考え方を知っていただき実践していただければと思います。

 

 

 

 

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